陳承裘旧居

    清の時代の初めに建てられ、陳承裘の父親である陳景亮に購入されたものである。光緒(1875年~1908年)の末に、修繕・増築されて、建築面積は計1,003平米である。主な建築は奥行きが二進(進:伝統的中国家屋で、邸内に複数列の建物がある場合、その一列を'一進 'と言う)で、左右両側の房(母屋の手前両わきにある建物のこと)に八つの扉があり、いずれも丸ごとの楠の板でできあがり、中国の密画の画法で花鳥の図案を陰刻(文字や絵画などをくぼませて彫ること)という手法で刻んである。「中国古代建築芸術」という画集に収録されたことがある。東壁の外の庭園は景色が美しいである。2006年に第六回全国重点文物保護単位と指定された。

 陳承裘(1827年~1895年)は清の咸豊二年(1852年)に進士(科挙の殿試に合格した者に与えられた資格)に合格して、主事として採用された。七人の子どもがいる。五男が夭折したほか、六人の子どもはみんな科挙の試験に合格した。長男陳宝琛はラストエンペラー溥儀の先生である。